クラウドファンディングにもいくつかの種類があり、
クラウドファンディングサイトもたくさんあります。
そんな中からどのサイトがいいか
迷う方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
数あるクラウドファンディングサイトの上位3サイトを
【型別】にランキング形式でご紹介します。
そもそもクラウドファンディングって何?という方は、こちらの記事をご覧ください。
クラウドファンディングサイト【型別】ランキングTOP3!
次の4つの型別に見ていきます。
- 購入型
- 寄付型
- 融資型
- 株式投資型
【購入型】クラウドファンディングサイトTOP3
購入型クラウドファンディングの仕組み
購入型クラウドファンディングは、
起案者(お金を支援してほしい人)が
支援者(お金を支援する人)からお金を支援してもらい、
その資金で商品やサービスを開発、
支援者はその商品やサービスをリターンとして受け取るという仕組みです。
支援者からすると商品やサービスを購入する形になるので、
ネットショッピングに近い感覚ですね。
購入型クラウドファンディングの比較ポイント
購入型クラウドファンディングサイトを比較するときは、
次の4つのポイントを見ます。
①手数料
起案者がクラウドファンディングサイトに支払う手数料です。
支援金として獲得した金額に一定割合で発生します。
相場は10~20%です。
10%だと安い方で、
20%になると少し高いなぁ・・・
という感覚です。
②利用者数
そのクラウドファンディングサイトを利用している人数です。
ここには起案者も支援者も、
その両方で利用する人も全て含まれます。
もちろん多い方が
プロジェクトを成功させるのに有利と言えます。
③成功率
そのクラウドファンディングサイトの
プロジェクト成功率です。
日本の平均成功率は30~40%ほどと言われています。
サイトの中には成功率80%を越えてくるサイトもありますが、
どんなデータの取り方・計算の仕方をしているかは不明なので、
鵜呑みにはせず、参考程度に考えましょう。
もちろん、高いに越したことはありませんけどね。
【購入型】TOP3
今回TOP3として紹介するのはこちらの3サイト。
利用者数(万人) | 手数料(%) | 成功率(%) | |
CAMPFIRE | 830 | 10 | 36 |
Makuake | 173 | 20 | 66 |
kibidango | ? | 10 | 80 |
1サイトずつ、詳しく見ていきましょう。
<第1位>CAMPFIRE
もっともおすすめの第1位は、「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」です。
日本で2番目に立ち上がったクラウドファンディングサイト(※日本初はReady for)で、
利用者数は国内No1です。
CAMPFIREは、
個人やクリエイター、企業、NPO、大学、地方自治体などの
様々な挑戦を後押しすることを目的としたサイトです。
今までに6.9万件以上のプロジェクトが立ち上がり、
830万人以上の支援で640億円以上の支援がされてきてます。
物販系、サービス系のどちらも幅広く扱っています。
信頼と実績は十分、安心してクラウドファンディングが行なえるサイトです。
成功率は他と比べて低めですが、
これは利用者数が圧倒的に多いからだと言えるでしょう。
・十分すぎる実績と信頼
・圧倒的な利用者数の多さ
・いろんな人の様々なジャンルのプロジェクトに対応している
<第2位>Makuake
第2位は、「Makuake(マクアケ)」です。
利用者数は173万人で、累計プロジェクト数は1.3万を越えます。
CAMPFIREが物販、サービスの二刀流なのに対し、
Makuakeは物販系に特化している印象です。
ユニークで個性的なプロジェクトより、
堅実で無難、何度も改良されているようなプロジェクトが多く感じます。
手堅いプロジェクトでクラウドファンディングをしたいなら、Makuakeがいいかもしれません。
・物販系に特化している
・手堅く堅実なプロジェクトに向いている
・利用者数がハイペースで伸びている
<第3位>kibidango
第3位は、「kibidango(キビダンゴ)」です。
ユニークなサイト名に惹かれます。
Makuakeと同じく
物販系に特化しているクラウドファンディングサイトです。
上位2サイトに比べると取引件数は少ないものの、
手数料は10%と割安で、
プロジェクト成功率が80%と高いのが魅力です。
また、運営は少人数でやっていますが、
サポートはとても手厚くしてくれます。
大々的なプロジェクトには不向きかもしれませんが、
小さめのプロジェクトをするのに向いてそうですね。
・成功率が高い(80%)
・手数料が10%と安い
・サポートが手厚い
<番外編>KAMO FUNDING
今回ランクインはしませんでしたが、
個人的におすすめなのが「KAMO FUNDING(鴨ファンディング)」です。
鴨頭嘉人さんが立ち上げたクラウドファンディングサイトで、
鴨さんを好きならここ一択でしょう(笑)。
その魅力は何といっても「成功率」。
KAMO FUNDINGの成功率は、なんと圧倒的95%です・・・!
ホンマか・・・??と疑いたくなりますよね(笑)。
とにかく「熱い思い」を持っている人を応援してくれるサイトです。
サポート体制は3パターンほどあり、
必要に応じてサポートの手厚さを調整できます。
・95%という圧倒的な成功率
・熱く燃える人を応援してくれる
【寄付型】クラウドファンディングサイトTOP3
寄付型クラウドファンディングの仕組み
寄付型クラウドファンディングの大きな特徴は、
リターンを求めないという点です。
寄付型の名の通り、お金を寄付する感覚ですね。
よって、社会問題への取り組み、被災地支援や国際支援、
教育支援などのプロジェクトがほとんどです。
リターンとして商品やサービスは受け取れませんが、
起案者からお礼のメッセージカードや
支援証明書などが受け取れる場合があります。
寄付型TOP3
寄付型のTOP3として紹介するのは、この3サイト。
利用者数(万人) | 手数料(%) | 成功率(%) | |
READY FOR | 90 | 12、17 | 75 |
CAMPFIRE | 830 | 10 | 36 |
Good Morning | 26 | 9 | 80 |
<第1位>READY FOR
寄付型の第1位は、「READY FOR(レディーフォー)」。
日本でいちばん最初にできたクラウドファンディングサイトです。
購入型も扱っているものの、寄付型が圧倒的に多く、
寄付型特化のサイトと言えます。
手数料が12%(フルサポートプランの場合17%)と業界内でも低いのが特徴です。
・日本初のクラウドファンディングサイト
・寄付型に特化している
・手数料が安い
<第2位>CAMPFIRE
第2位は、購入型で第1位の「CAMPFIRE」です。
CAMPFIREは購入型、寄付型のどちらも扱っていますが、
READY FORが寄付型特化のため
「寄付型」という面から見たら第2位となりました。
言わずもがな、
圧倒的な利用者数の多さを誇る国内シェアNo1のサイトですので、
寄付型も安心して行なえます。
・十分すぎる実績と信頼
・圧倒的な利用者数の多さ
・手数料が安い
<第3位>Good Morning
第3位は、「Good Morning(グッドモーニング)」です。
Good Morningは、
実はCAMPFIREが運営するクラウドファンディングサイトで、
特定の要件を満たすことで掲載できます。
Good Morningに掲載されると
同時にCAMPFIREのサイトにも掲載され、
拡散しやすいのが大きなメリットです。
総プロジェクト数は2,900件、
総参加者26万人、総支援金額26億円です。
Good Morningはなんといっても手数料が安く、
破格の9%となっています。
・CAMPFIRE運営のため拡散力がある
・手数料が破格の安さ(9%)
【融資型】クラウドファンディングサイトTOP3
融資型クラウドファンディングサイトの仕組み
融資型のクラウドファンディングは、
特定の企業や自治体が
クラウドファンディングを通じて投資家から資金を集め、
事業で得た利益の一部をリターンとして
投資家に分配する仕組みになっています。
融資を受けた側は、
一定の期間ごとに元本と利息を投資家に返済する義務が生じます。
融資型クラウドファンディングの比較ポイント
融資型クラウドファンディングサイトを比較するときのポイントは、次の4つ。
融資型を利用する場合、
ほとんどは「投資家側(お金を出す方)」で参加することになると思いますので、
投資家目線の比較ポイントとなっています。
①平均利回り
利回りとは、
出資した金額に対し
どれくらいの利益が出るかを表した数字です。
たとえば利回り3%のファンドに100万円投資したとします。
すると100万円の3%である3万円が
一定期間ごとに分配金として受け取れます。
これが高い方がもちろん大きな収益が期待できますが、
必ずしもその利回り通りにはいかないこともありますので、注意しましょう。
累計成約額
累計成約額は、
そのサイトで総額どれくらいが融資されたかを示す数字です。
この数字が大きいほど利用者数が多いであったり
融資活動が活発であることが言え、
そのサイトの規模感を表す数字となります。
最低投資金額
最低投資金額は、
投資家が融資を行なうときの最低ラインの金額です。
この金額が低いほど、
それだけ手軽に参加できるということになります。
たいがいのサイトで
最低投資金額は1万円となっています。
手数料
投資家が投資を行なう際に発生する手数料です。
融資型TOP3
融資型として紹介するのは、以下の3サイト。
平均利回り(%) | 累計成約額 (億円) |
最低投資金額 (円) |
手数料(円) | |
Crowd Bank | 5.8 | 約1900 | 1万 | 無料(日本円) 1,500~6,500(外資) |
Funds | 1.9~4.0 | 約236 | 1 | 無料 |
Bankers | 2.0~5.0 | 約99 | 1万 | 有料 |
では、1サイトずつ見ていきましょう。
<第1位>Crowd Bank
第1位は、「Crowd Bank(クラウドバンク)」。
累計応募金額は1900億円を越え、
分配金総額は60億円を越えるモンスターサイトです。(2022年9月16日現在)
実績平均利回り(毎月分配)は5.8%(2022年3月末時点)、
融資元本回収率は100%です。(2022年8月時点)
投資先は、国内外の不動産関係のファンドや医療、エンタメなど幅広く用意されています。
・高い利回り
・ケタ違いの成約額(サイト規模)
・元本回収率100%(2022年8月時点)※今後も100%を保証するものではありません。
<第2位>Funds
第2位は、「Funds(ファンズ)」。
このサイトの最大の特徴は、1円から投資ができるという点です。
かなり手軽に始められるだけでなく、
得た分配金を効率的に投資に回せるという利点があります。
利回りは低めですが、初心者でも安心して利用できるでしょう。
累計募集金額は236億円を越え、正常償還率は100%となっています。(2022年9月現在まで)
メルカリや大阪王将、アイフルなど、上場企業が多く参加しています。
・1円から投資できる
・出資手数料が無料
・上場企業が多く参加している
<第3位>Bankers
第3位は、「Bankers(バンカーズ)」。
上位2サイトに比べると実績が乏しいですが、
今後伸びることが期待されているサイトです。
商業手形ファンドを取り扱っているサイトになります。
・少額から投資できる
・手間をかけずに投資できる
【株式投資型】クラウドファンディングサイトTOP3
株式投資型クラウドファンディングの仕組み
株式投資型のクラウドファンディングは、
非上場株式会社が発行する株式を購入し、
収益に応じて分配金が得られる仕組みです。
まだ若いベンチャー企業に投資することができるので、
会社の成長具合によっては大きなリターンが期待できます。(※もちろんリスクもつきものです)
株式投資型TOP3
株式投資型で紹介するのは、この3つ。
累計成約額(億円) | 最低投資金額(円) | 出資金手数料 | |
FUNDINNO | 約63 | 10万 | あり |
Unicorn | 約6 | 案件による | あり |
イークラウド | 約2 | 10万 | あり |
<第1位>FUNDINNO
第1位は「FUNDINNO(ファンディーノ)」。
将来性が期待できるベンチャー企業の株式を中心に取り扱っており、
多種多様な業界に属するベンチャー企業に投資ができます。
扱うファンドが多いほど投資家としてはリスク分散ができ、
万が一損失が出ても他のファンドで得た利益で相殺できます。
・将来性のあるベンチャー企業が多い
・多種多様な業界に投資できる
<第2位>Unicorn
第2位は、「Unicorn(ユニコーン)」。
テクノロジー分野の最新技術の発展や活用を目指す企業を中心に取り扱っています。
最低投資金額はファンドごとに違いますが、
およそ10万円あれば投資を始められます。
・テクノロジー分野に投資できる
<第3位>イークラウド
第3位は、「イークラウド」。
大和証券グループとイークラウド株式会社が連携して運営している、株式投資型クラウドファンディングサイトです。
2022年の6月で2年目を迎える、すごく若いサイトです。
取り扱うファンドには株主間契約が結ばれており、
株式の円滑な譲渡や現金化ができます。
・株式の円滑な譲渡、現金化ができる
・運営2年目で勢いがある
まとめ
今回は、
クラウドファンディングサイトを
ランキング形式で比較したい人のために、
購入型、寄付型、融資型、株式投資型の
4つの型別にランキングを紹介しました。
手数料や特徴などを照らし合わせ、
自分がやるプロジェクトに合ったサイトを選びましょう。
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